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ドイツ左翼政治家、米は欧州難民危機に責任を
2015年 9月 8日9:37 / 提供:中国国際放送局

 ドイツの新聞『デア·シュピーゲル』は6日「ドイツの左翼政治家が、このほどアメリカはヨーロッパが直面している難民危機に主に責任を持つべきだという立場を表した」と報道しました。

 左翼政治家のサアラ·ワーゲンクネヒト氏らは文書を発表し「西側諸国はアメリカの統括の下、関連地域の安定を破壊した。このためテロ組織の誕生と拡大が可能となった。過激派組織『イスラム国』等が支持を得たり、障害なくドイツなどの国から資金と武器を得ている。残酷な戦争と内戦で数千万人が苦しんでいる。ドイツ連邦政府はアメリカ政府が資金を拠出し難民を受け入れることを要求する」としています。左翼政治家は7日に左翼団体にこの文書を正式に提出します。

 現在、ヨーロッパは厳しい難民·移民危機、それがもたらす経済と社会問題、および人道主義危機に直面しています。国連難民署が発表した最新データによりますと、2015年8月までに難民と不法移民約30万人が地中海を渡ってヨーロッパに入りました。この数字は去年一年間の総数をすでに上回っています。また、途中で命を落とした難民は2500人を超えているということです。

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